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a+u 2023年6月号 特集:ホンブロイッヒ

¥2,852
Tax included.

 『a+u』6月号はホンブロイッヒを特集する。

デュッセルドルフとケルンの間、エルフト川に面した土地にある文化と芸術の場であるホンブロイッヒは60ha以上の敷地面積を擁している。
1984年にオープンしたホンブロイッヒは、褐炭鉱を近隣にする、農地や線路を間に挟みながら南東から北西に伸びる敷地からなる。
敷地南側にはパヴィリオンの点在する緑豊かなアート・パークである美術館島、北側には「ラーケンスタチオン」と呼ばれる旧NATOミサイル発射基地を転用した芸術制作のための場を兼ね備える。

本号では、この2つの場所に加え、2003年から2008年にかけて構想された野心的な拡張プロジェクト、スペースプレースラボや、2020年台に入ってからの敷地近郊における気候変動災害や褐炭露天炭鉱の閉鎖といった出来事を機とした地域スケール提案、スペースプレースプラクティスを掲載した。
「都市の裏のランドスケープ」にあって、「自然の相似としての芸術」というユートピアの夢に始まったホンブロイッヒでの試みは、いま、我々の世紀がもたらした課題に対峙し、新たな喫緊性・社会性を孕み、「自然と並行して存在し、その相似でありうる人間の生き方」とはいかなるものか、という問いを投げかけている。(編)

 

序:
ホンブロイッヒとはなにか
自然と並行して存在する芸術と建築-アート・パークから新たな暮らし方へ
ヴィルフリート・ワン

インゼル・ホンブロイッヒ美術館
配置図

エッセイ:
インゼル・ホンブロイッヒ美術館:アート・パーク
バーバラ・ホイドン

エルヴィン・ヘーリッヒ ウォークイン・スカルプチュア
チケット・オフィス/タワー/トール・ギャラリー/カフェテリア/温室
/グラウブナー・パヴィリオン/迷宮/かたつむり/タデウス・パヴィリ
オン/ 12室の家

ラーケンスタチオン・ホンブロイッヒ
配置図

エッセイ:
ホンブロイッヒ-剣(つるぎ)を鋤に:NATOミサイル基地から文化の拠点へ
ヴィルフリート・ワン

エルヴィン・ヘーリッヒ ウォークイン・スカルプチュア
ゲスト・ハウス「修道院」/アーカイヴと図書室/宿舎とゲスト・スタジ
オ/フォンタナ・パヴィリオン

アーティスト・イン・レジデンス
トーマス・クリング/ウテ・ランガンキー/西川勝人/オリバー・クルーゼ

ペア・キルケビー 3つの礼拝堂、バス停

藤森照信 一石亭
エッセイ:茶室アインシュタインのこと

安藤忠雄 ランゲン美術館
エッセイ:森の中に息づく美術館

アルヴァロ・シザとルドルフ・フィンスターヴァルダー
シザ・パヴィリオン

ライムント・アブラハム 音楽の家

スペースプレースラボ 2003 ~ 2008
配置図

エッセイ:
ホンブロイッヒ・スペースプレースラボ 2003 ~ 2008
ヴィルフリート・ワン

マニフェスト

提案
ライムント・アブラハム/アルヴァロ・シザとルドルフ・フィンスターヴ
ァルダー/安藤忠雄/ペア・キルケビー/ダニエル・リベスキンド/オリ
バー・クルーゼ/エルヴィン・ヘーリッヒ/西川勝人/ホイドン・ワン・
パートナー/トーマス・ヘルツォークとヴェルナー・ラング、ノルベルト・
カイザー/クリシャニッツ・アンド・フランク・アーキテクツ/フィンス
ターヴァルダー・アルキテクテン/フライ・オットー/アナトール・ヘル
ツフェルト

スペースプレースプラクティス 2022

エッセイ:
スペースプレースプラクティス 2022
広域公園、地域プロトタイプ、竹の家具から
バーバラ・ホイドン

地域分析/エルフト川緑地帯/建築/家具

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