a+u 2021年10月号 特集:マリー・ジョゼ・ヴァン・ヒ・アルキテクテン
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『a+u』10月号は建築家マリー・ジョゼ・ヴァン・ヒによる18作品を特集する。
ヴァン・ヒはベルギー、ゲントを拠点に実務を行い、ゲスト・エディターのヘラ・ヴァン・サンデ曰く、「休息・想起・平穏・静寂を呼びおこし」「あたかもそこにずっと存在したかのように、環境に溶け込んでいる」作品をつくり続けている。
その実作はフランドル地方に集中しており、料理、文学、ファッションなどヴァン・ヒの美的感覚の延長線上にあり、きわめて私的なものである。ここでの作品紹介は、敷地のコンテクストをとらえた空撮写真とヴァン・ヒによるスケッチからはじまる。
これらスケッチ、いわばブラック・ドローイングは鉛筆の線を何度も何度も重ねて描かれ、ヴァン・ヒがの頭の中で体験する建築像が「利き手を伝って紙の余白に立体的に投影され」、「大小さまざまなスケールの間をしきりに往き来しながら、自らの想像を制約だらけの現実世界にうまく着地させてゆく」ものである、と巻頭エッセイでサム・デ・ヴォフトは述べている。 (編)
エッセイ:
描いては消し
サム・デ・ヴォフト
HdF邸
DW邸
L-C邸
ヴァン・ヒ邸
エッセイ:
思考の糧
シルヴィア・ヴァン・ペテゲム
V-V邸
VA-O邸・診療所
A-B邸
V-D邸
リンデンレイ通りの集合住宅
VG-S邸・アパートメント
バイユルのオフィス・アパートメント
アカデミー集合住宅
エークホールンホフ集合住宅
ブーケンホフの集合住宅
ドンザパルク集合住宅
エッセイ:
空間の詩
ヘラ・ヴァン・サンデ
モードナシー —ファッション博物館・アカデミー
インナーシティ中央広場、駐輪所、マーケット・ホール
インナーシティ中央広場、ライエ川岸、ブリエルポール橋