Lina Ghotmeh | Windows of Light
¥9,350
Tax included.
本書は、レバノン出身の建築家 Lina Ghotmeh によるリサーチと実践をもとに、「光」を物理的現象であると同時に社会的な媒介として捉え直す一冊である。フィールドノートの形式で構成され、光をめぐる象徴や神話、技術的発展を横断しながら、人間の生態系や天文学的環境、そして建築空間において果たす根源的な役割を読み解いていく。
本書は複数の章で構成されている。第1章「Archeology of Light」では、光の起源や測定、制御の歴史を多様な文化圏から考察し、西洋中心的な視点にとどまらない広がりを提示する。第2章「Without Light」では、写真家ロリアン・ギニトイウによるフォトエッセイを通して、ベイルートの電力危機を背景に、人工光へのアクセスがいまだ特権である現実を浮かび上がらせるとともに、ゴットメによる《Stone Garden Housing》も紹介される。最終章「Material Light」では、建築家自身によるインクドローイングが収録され、光と水、自然との関係についての内省的な思考が展開される。
過去と現在、科学と詩的想像力を接続しながら、光という存在を多層的に捉え直す構成。私たちの生活や環境における「光」のあり方を、新たな視点から問い直す一冊。
Lars Müller Publishers / 288ページ / ハードカバー / 300 × 223 mm / 9783037787762 / 2024年