イギリス人アーティスト、デイヴィッド・ホックニー（David Hockney）の作品集。2017年2月から5月にかけてロンドンの「テート・ブリテン（Tate Britain）」で開催された展覧会に伴い刊行された。本書は、現代を代表する最も偉大なアーティストの一人である作者の60年以上の創作活動を豊富な図版とともに一挙に紹介する。幅広いメディアを駆使し、ウィットと知性に富んだ作者の作品は、動き、空間、時間といった知覚の世界をいかに二次元でとらえることができるかを検証し、探求し、問いを投げかけてきた。活気、ユーモア、色彩といった自身の作品の特徴を失うことなく、常に芸術表現のしきたりに挑戦し続ける作者は、本格的な思想家であり、非常に革新的な芸術家であることを再確認させてくれる1冊である。本書は、絵画、ドローイング、写真、水彩画、iPadを用いたドローイング、そして最新の映像作品など、60年にわたる作者の多彩な創作活動から200点以上の作品を紹介する。既存のファンを喜ばせるとともに、新たな鑑賞者にも作者の人生と作品を最大限に紹介するものとなる。

展覧会は、「テート・ブリテン」から「ポンピドゥー・センター（Centre Pompidou）」、「メトロポリタン美術館（The Metropolitan Museum of Art）」を巡回した。

（ディストリビューターのテキストより）

Tate Publishing / 280ページ / ソフトカバー / 279 x 260 mm / 9781849764438 / 2017年