Marina Caneve, Céline Clanet, Petra Stavast, Jan Stradtmann e.a. | CALAMITA/À. An investigation into the Vajont catastrophe
¥10,230
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1963年10月9日の夜、モンテ・トックの斜面に張り付いていた2億7000万立方メートルの岩石、土砂、および堆積物が崩落した。
全長2キロメートル以上に及ぶこの巨大な土石流は、人類史上最も破壊的な災害の一つとして、ヴァヨン川をせき止めて形成された湖へと流れ込んだ。水位は貯水池の安全限界を超え、周辺の町や村を飲み込んだ。6,000万立方メートルもの水と泥からなる巨大な波がダムを越え、谷底へと押し寄せたのである。裁判で提出された専門家報告書の推定によると、ピアヴェ渓谷に流れ込んだ異常な大量の水によって生じた衝撃波のエネルギーは、広島に投下された原爆2発分、すなわちTNT換算で約40キロトンに相当したと言う。1959年に完成し、当時世界一の高さを誇ったダムには、大きな損傷は見られなかった。しかし、ピアヴェ川の渓谷は、泥と瓦礫の巨大な塊が広がる、荒涼とした月面のような風景へと一変した。爆発と洪水の力は数多くの村を破壊し、約2,000人の命を奪った。
「CALAMITA/À」プロジェクトには50名以上の作家や研究者が参加し、災害の表現というテーマについて考察をしていく。これは、サイトスペシフィックなプロジェクトを通じて、景観の変容、エネルギー資源の搾取、人間・自然・権力の関係、個人および集団のアイデンティティといった問題について批判的思考を促すことで実現した。
本プロジェクトは、トレヴィーゾ県の支援と、FASTの協力により実現した。また、イタリア文化省現代創造総局が推進する「Strategia Fotografia 2023」の支援を受けている。
FW: books / 512ページ / ソフトカバー / 310 x 230 mm / 9789083451022 / 2024年