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Building With Paper: Architecture and Construction

¥11,440
Tax included.

現在、研究とテストが進められている紙と段ボールは、持続可能な建築材料として注目されている。これらの素材は低コストで生産できるだけでなく、再生可能な原材料から作られており、完全にリサイクルが可能。主に仮設学校や緊急避難所、そしてコンパクトな住居である「マイクロホーム」などの一時的な用途に焦点が当てられており、適切な湿気や火災からの保護が行われれば、これらの素材は耐久性にも優れてる。

坂茂氏がプリツカー賞を受賞した事例などからも明らかなように、デザインや美的品質も重要な要素として考慮されており、成都の小学校やアクイラのペーパー・コンサートホール、そしてクライストチャーチのダンボール大聖堂などは、壊滅的な地震の後に希望の兆しを示す優れた事例として挙げられる。

本書は、ダンボールや紙を用いた建築技術について解説し、様々な事例を紹介している。これらの事例は、紙と段ボールが持つ潜在的な可能性を示しており、持続可能な建築の領域での利用に向けた洞察を提供している。

 

Birkhauser Architecture / 200ページ / ハードカバー / 280 x 220 mm / 9783035621532 / 2023

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