Ben Thorp Brown | Cura's Garden
¥8,360
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2023年、アメリカ人アーティスト、ベン・ソープ・ブラウンは、ベルギー・ヘントにある旧カルメル会修道院を利用したKunsthal Gentの中世庭園に、「Cura’s Garden」を発表した。
ローマ神話に登場する「Cura(クーラ)」の物語を起点に、植物、霧、彫刻、音響によって構成されたこの没入型の作品を記録し、その思想と展開を多角的に考察する一冊。
「Cura’s Garden」は、庭園を単なる鑑賞の対象としてではなく、時間とともに変化し続ける生きた環境として捉える試みである。さまざまな樹木や植物が生い茂る空間に霧や音、彫刻が組み合わされることで、見るものの感覚を揺さぶる濃密で曖昧な体験が生み出される。そこでは、自然と人工、身体と環境、現実と神話の境界がゆるやかに溶け合っていく。
本書は、庭園の誕生から2年間にわたる変化を「季節」を軸に構成し、ミヒエル・デ・クレーネとベン・ソープ・ブラウンによる豊富な写真とともに、その若い庭の成長と移ろいを記録する。また、ブラウンの母キャリー・ソープ・ブラウンによる植物のリノカット作品も収録。さらに、ローラ・マクリーン=フェリス、ローリー・クルイトマンス、ロバート・ヴィーゼンバーガーによる新たなエッセイや、ブラウンとローラ・ハーマン、ヤン・ミネ、ヴァレンタイン・ゴートハルスによるラウンドテーブル・ディスカッションを通して、作品のコンセプト、形式、美術史的背景、そして時間とともに変化する感覚的・感情的な側面を掘り下げている。
Roma Publications / 152ページ / ハードカバー / 210 × 297 mm / 978941753941 / 2026年