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a+u 2021年11月臨時増刊号 Infraordinary Tokyo: The Right to the City

¥2,200
Tax included.

 

ゲスト・エディターに慶應義塾大学名誉教授のダルコ・ラドヴィッチ氏を迎え、ジョルジュ・ぺレックの言葉「infraordinary(並-以下のもの)」(Perec, “Approaches to What?,” 1973)をキーワードに、ふだん見なれた(ordinary)都市を掘り下げる(infra-)という意図で、新たな「東京」を多層的に紹介。欧豪そしてアジア各国で建築・都市を研究し、過去12年以上にわたって東京に在住しているラドヴィッチ氏の、熟練した「外からの」視点と、実際に「生きられた」(Lefebvre, 1974)東京の場所々々が本号の軸である。その中で国内外からの20名以上の建築家・都市計画家・社会学者などに様々な目線から東京をリサーチ・ベースで語っていただいた。「建築」と「都市」のはざまで東京をとらえるラドヴィッチ氏の思考の一端を紹介する。

a+u / 176ページ / ソフトカバー / 257 x 182 mm / 9784900212718 / 2021

ダルコ・ラドヴィッチ/アーバニスティック・センシビリティ、本誌を考えつくること
ダルコ・ラドヴィッチ/暮らし、愛し、問いかけた東京 +
隈研吾、陣内秀信、ダルコ・ラドヴィッチ/鼎談:東京、都市への権利?
東京地図、インフラオーディナリーな場所と活動1
ダルコ・ラドヴィッチ/私が暮らした東京:根津、千駄木、谷根千 +
佐野哲史/インサート1: 東京のインディジナス・アーバンファブリック:低層高密都市にみる住宅的都市性
橋本圭央/人生の振り付け:西新井のいえの概念化、設計、およびつくりかた
タイチクマ/シェアハウス:家の中の公共領域
ミリッツァ・ムミノヴィッチ/都市の境界と空間体験の質
栗生はるか/地域の生態系を維持する銭湯
デヴィッド・シム/ソフト東京:穏和な大都市の風景
岡部明子/共空間、または似非公共空間
ダルコ・ラドヴィッチ/私が暮らした東京:大倉山 +
レイ・ルーカス/都市のジェスチュアとしての祭り
シュアン・ヤン、co+labo/居酒屋
中村航/屋台の再考:東京の新しいフードスケープ
ホルヘ・アルマザン/創発都市東京:横丁、雑居ビル、高架下
ダルコ・ラドヴィッチ/私が暮らした東京:自由が丘/緑ヶ丘 +
ダヴィシー・ブンタム、ダルコ・ラドヴィッチ、co+re /名前のない道
小林大介、co+labo /銀座:パラレル・リアリティ
小林博人/銀座:現代の東京に息づく「町」
ダルコ・ラドヴィッチ/私が暮らした東京:スペクタクル +
アナ・メディナ/空間の政治:反体制による公共空間の占拠
ダルコ・ラドヴィッチ、山森久武、西堀槙一、co+labo /楽しみの政治学:東京の失われた水辺
小熊英二/使用者の創造力
ダヴィシー・ブンタム/東京を改めて認め直す:回復の物語
アリーチェ・コヴァッタ/遊びの都市学:公共の楽しみに必要とされるべきものの変遷
サーニャ・ゾニャ、co+labo /グラフィティとストリート・アート
吉見俊哉/東京占領と異質な歴史的時間の積層:時間軸の再設計に向けて
ヴェドラナ・イカロヴィッチ/第4次元に向けて:分散した都市の断片をフレーミングする
マルコ・カピタニオ/縮小の時代に向けて:脅威と好機のはざまで
ハイデ・イマイ/上と下:東京の隠れた貧困と不安定性
巽孝之/深い廃墟:高度成長期からポスト・バブル時代にかけての構造的暴力
ダルコ・ラドヴィッチ/東京に住んでいた、Global Future +
東京地図、インフラオーディナリーな場所と活動2
ヴク・ラドヴィッチ、ケン・ヤング、カール・フェンダー/インサート2:空中の都市
ダルコ・ラドヴィッチ/後記

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