Mark Rothko | PAINTINGS ON PAPER
¥9,350
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本書は、20世紀を代表するロシア生まれのユダヤ系アメリカ人アーティスト マーク・ロスコの作品集。2023年11月から2024年3月にかけてNational Gallery of Artで開催された展覧会に伴い刊行されたもので、ほとんどが世界初公開作品となっている。
彼は縦長の大きなキャンバスに輪郭がぼやけた矩形の色面を描いた抽象画で広く知られており、喜び、絶望、恍惚、悲劇は、彼が表現しようとしたテーマの主要ないくつかである。
その一方で、彼がキャリアの中で1,000点以上の「紙に描いた絵画」も制作していたことを知る人は少ない。そしてこれらを下絵としてではなく、それ自体が完成された絵画として捉えていた。
世界初公開となった作品群によって、初期には具象画や超現実主義的な作品にも取り組んでいたことが明らかになり、絵画とはどのように定義されるのかという私たちの期待や、ロスコとそのキャリアについての一般的な考えを覆す契機となった。
アダム・グリーンハーフによる収録テキストでは、これらの作品によるロスコの新たな受容、評判、成功に果たした役割をたどっている。
National Gallery of Art, Yale UNIVERSITY PRESS / 200ページ / ハードカバー / 280 x 222 mm / 9780300266474 / 2023年