フランス人アーティスト、ルフェーヴル・ジャン＝クロード（Lefevre Jean Claude）の作品集。フランス・サン＝ティリュー＝ラ＝ペルシュの「CDLA（The Centre des livres d'artistes）」で開催された展覧会に伴い刊行された。作者は1977年以降、アーカイビングやメモ書きをするようになり、ライティング（書き作業）を好みの媒体として扱うようになった。本書は、作者自身のノートに差し込まれているモノを原寸大でスキャンしたファイリング集である。レシートや領収書、展覧会チケット、ホテルやレストランの名刺を挟み、中にはミーティングの日時や集合場所、アーティスト名や進行中のプロジェクトに関するメモが注釈として書き込まれており、このアーカイブ群はその時に制作中だった作品を探れるものでもある。本書は、1988年から1995年までの間に記録された1冊めから17冊めまでのノートに挿入されたエフェメラをバインダーに纏めた一冊となっている。

（ディストリビューターのテキストより）

CAPTURES ÉDITIONS / 242ページ / ハードカバー / 185 x 230 mm / 9782491549152 / 2022年