a+u 2008年8月別冊 I・M・ペイ—次世代におくるメッセージ
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20世紀初頭に生まれ、2019年に逝去するまで長くにわたって活躍した建築家、I・M・ペイ。本書は、彼が槇文彦に自身の半生を振り返り語ったものを収録している。我々はペイの豊かな記憶を通して、人間味あふれる建築史の一端をかいま見ることができる。たとえば、彼が学生時代に出会ったヴァルター・グロピウスやアルヴァ・アアルトといった巨匠たちも、このインタヴューの中では偉大な建築家というよりはむしろ1人の人間として、その魅力的な人柄を生き生きと伝えている。教授と学生、建築家と施主といった立場を超えて人との出会いを大切にし、その関係の中で建築を築き上げてきたペイの軌跡を、彼の代表作とともにたどった。本書はシリーズの第1巻である。今後、建築家による建築家へのインタヴューという形式で、彼らの半生を振り返るとともに、20世紀の建築史を様々な視点からお伝えする。建築家はもとより、学生にとっても、このドラマティックな建築の世界を識る一助となることを期待する。
a+u / 120ページ / ソフトカバー / 210 x 148 mm / 9784900211667 / 2008年