a+u 2023年12月号 特集:エデラー・モサエビ・インダービザン・アーキテクテン
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『a+u』12月号はエデラー・モサエビ・インダービザン・アーキテクテン(EMI)を特集する。
スイスを拠点とし、ロン・エデラー、エリ・モサエビ、クリスティアン・インダービザンら3名が創設したEMIは、展覧会・改装・新築・都市計画などを手がけている。
その中でも集合住宅を関心の中心に据え、住まいの中で人間の主体性や喜びをもたらす小さな要素を再解釈する。
「扉にたいして、まさに執着ともいうべきものを深めて」きたEMIは、語り部であり、さりげない操作 一壁の曲げ方やまぐさの欠落など一 で、日常にあって機能的な建築要素を拡張する。
ここに紹介した21の作品からは、EMIがいかに合理的デザインに詩性を埋め込み、単なる容れ物を超えていくかを見てとれる。
EMIの作品は、廃墟と機械という2つの比喩の間を漂いながら、庭園と風景・ヴィラとビルというコンセプトを通り抜けていく。
本号はインスタレーションで始まり、終わる。一つ目は内外の概念に挑戦し、最後は人新世における建築の可能性を扱う。その間には、型破りな工法を導入したシュトックマット通りのタウンハウスや、壁・ランプ・キャビネットを回転させ固定された建築的関係を見直すパフォーマティヴ・ハウスなど、建築の規範に疑問を投げかけるプロジェクトが並ぶ。
a+u / 168ページ / ソフトカバー / 292 x 218 mm / 9784900212985 / 2023年