Marcel Breuer | Transitional Moments
¥8,800
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現在では20世紀で最も影響力のある建築展のひとつとされている建築家マルセル・ブロイヤーの「美術館の庭の家」は、近代美術館の依頼で1949年に美術館の庭に建てられた。
記録的な入場者数を記録したこの住宅は、風通しがよく、カジュアルなリビングルームとダイニングルームの組み合わせや、パススルー型のキッチンなど、バウハウスが提唱するモダンな住まいの処方箋を更新したもので、アメリカの住宅の未来にインスピレーションを与えることを目的としていた。このプロジェクトでは、マホガニーのドアノブからキャビネットの蝶番まで、W.C.ヴォーンがブロイヤーと共同で製作した特注の金物が採用された。
ヴォーンはブロイヤーのアイコンであるフランク・ハウス、ゲラー邸、マサチューセッツ州とコネチカット州にあるブロイヤー自身の邸宅、さらにウォルター・グロピウスやフィリップ・ジョンソンなどモダニズムの巨匠たちの邸宅にも金物を提供している。歴史家ロバート・ヴィーゼンバーガーによるエッセイ、エズラ・ストーラーによる歴史的なモノクロおよびカラー写真、そしてヴォーンによる金物の店舗図面が、この深く魅力的で重要な建築出版物を完成させた。
AUGUST EDITIONS / 144ページ / ハードカバー / 272 x 297 mm / 9780985995867 / 2018年