America Señores Naturales | Lothar Baumgarten
¥6,600
Tax included.
ニューヨークとベルリンを拠点としたドイツ人コンセプチュアルアーティスト、ローター・バウムガルテン(Lothar Baumgarten)の作品集。サイトスペシフィックアート作品の中でも最も有名な「Señores Naturales」(1984)を起点として作品を形成してきた主要なコンセプトを読み解いた1冊。この本のために新たに書かれたエッセイ「Ground, Map, Floor: The Site and the Subject of Lothar Baumgarten’s Señores Naturales」において、著者のジョアンナ・ヴィッキー=バーコウ(Joanna Vickery-Barkow)は、作者の作品における「名づけ」という行為の重要性とその歴史的な意味を辿り、作者の作品が「作品が展示された場の空間的特性と歴史」とどのように共鳴していたのかを示している。本書に収録されている数多くのイメージは、作品アーカイブから選ばれたものであり、今回初めて出版される。作者の制作プロセスへの洞察を提示しつつ、コンセプチュアルな作品の豊かさと複雑さを明らかにする。作品の管理団体の協力を得て編集された本書は、その作品群がこれからの世代のアーティストにも影響を及ぼしていくことの証であり、制作から40年の月日が流れてなお作者の描いた概念が持ち続けている影響力や関連性について考えさせる。
「古くは皇帝の領地であり、ヴェネツィア・ビエンナーレのメイン会場であるジャルディーニと、元ナチスの建物であるドイツパビリオンとう2つの空間でこの空間と主題の出会いを演出するにあたり、バウムガルデンは過去と現在におけるヨーロッパとドイツの帝国主義、植民地主義、ファシズムの間のつながりを探し求めました。この複雑な空間的・時間的マトリクスの中に鑑賞者の身体を関与させることによって、バウムガルデンは帝国主義や植民地主義の考え方が西洋社会のイデオロギーの根幹にどれほど深く根付いているのか、そしてこのことが西洋人の空間と場所の体験にどれほど浸透しているのかを示そうとしたのです。」- ジョアンナ・ヴィッキー=バーコウ
(ディストリビューターのテキストより)
Marian Goodman Gallery / 64ページ / ハードカバー / 285 x 222 mm / 9780944219485 / 2020年
「古くは皇帝の領地であり、ヴェネツィア・ビエンナーレのメイン会場であるジャルディーニと、元ナチスの建物であるドイツパビリオンとう2つの空間でこの空間と主題の出会いを演出するにあたり、バウムガルデンは過去と現在におけるヨーロッパとドイツの帝国主義、植民地主義、ファシズムの間のつながりを探し求めました。この複雑な空間的・時間的マトリクスの中に鑑賞者の身体を関与させることによって、バウムガルデンは帝国主義や植民地主義の考え方が西洋社会のイデオロギーの根幹にどれほど深く根付いているのか、そしてこのことが西洋人の空間と場所の体験にどれほど浸透しているのかを示そうとしたのです。」- ジョアンナ・ヴィッキー=バーコウ
(ディストリビューターのテキストより)
Marian Goodman Gallery / 64ページ / ハードカバー / 285 x 222 mm / 9780944219485 / 2020年