Tim Carpenter | LITTLE
¥7,260
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アメリカの写真家、作家、教育者であるティム・カーペンターの作品集。 カーペンター3つ目のモノグラフである本書は、「To Photograph Is To Learn How To Die」(2022年刊行)で提示された「カメラ/観ることへのアプローチ」を実践的に繰り広げた一冊。
中西部アメリカ、クリントン郡ミシガン州のセントラル・イリノイ地域、特にMonticello周辺の光景から成る、42点のモノクロ中判写真を収録。風景の断片、建築、枝や小道、日光の刹那の表情など、日常の中の「潜在的なシンボル」が中心テーマとなっている。
写真はノンナラティブな編集構成が特徴で、物語性を排する代わりに、見たままの事物を「概念でなく事物として」提示することに重きを置いている。 また、「子どもの視点」をモチーフにし、目に入るものすべてを意味を持つ記号として開放的に受け入れるような視線を通じて、大人のカテゴリ化された認知から解放される試みがなされており、日常風景の中に潜む「無名の意味」に対する鋭敏な感受性を提示する。
The Ice Plant / 88ページ / ハードカバー / 207 x 168 mm / 9798985733037 / 2024年