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a+u 2022年7月号 特集:フランスのランドスケープ・アーバニズム

¥2,852
Tax included.

『a+u』7月号はフランスにおけるランドスケープ・アーバニズムを特集する。フランスにおけるランドスケープ・アーキテクチュアは長く園芸学の影響下にあったが、1970年代に現れた先駆者ミシェル・コラジュ、アレクサンドル・シュメトフ、ジル・クレマン、ジャック・シモンらによって都市のもとへと導かれる。しかしこの都市への転回の起源をさらに遡れば、ゲスト・エディターのアンリ・バヴァとアントワーヌ・ピコンによると、そこには18・19世紀、フランス近代初期の農業・国土管理、整形式庭園、軍事土木工学の3点があるという。こうした背景のもと実践を行うフランスのペイザジスト(ランドスケープ・アーキテクト)らは、チャールズ・ウォルドハイム曰く「地域の地質学、水文学、生態学を踏まえてランドスケープ的思考を行うことで、マスタープランありきではない柔軟な都市戦略を可能とする」。本特集では草生期の実務者による作品6作に加え、最新事例17作をもって本分野の発展を紹介する。フランスでのランドスケープ・アーバニズムは現在、アスファルト地面の土壌化から旧工業地帯を休息と蘇生の場へと再生するプロジェクトまで、多彩な実現へといたっている。「低い解像度で種々様々な要素をまとめ」「都市の表層のみならずその下の土壌や地質といった現実へ目を向け」、「スケールを問わず極大極小に作用する」ランドスケープ・アーキテクトらの実践は、最前線に立って現代都市の課題とその回復へとり組んでいる。 (編)

エッセイ:
フランスのランドスケープ・アーバニズムの起源と発展 
アンリ・バヴァ、アントワーヌ・ピコン

ボルドーの水鏡/ソセ県立公園
ミシェル・コラジュ

ナント島プラン・ガイド
アレクサンドル・シュメトフ

アンドレ・シトロエン公園
ジル・クレマン

第三の風景
ジル・クレマン、コロコ

エッセイ:
ランドスケープ・アーバニストからランドスケーピストへ:
フランスのランドスケープ・アーバニズムに関する覚書
チャールズ・ウォルドハイム

パリ=サクレ・クラスター/ユーラランス・セントラリティ
ミシェル・デヴィーニュ

ミゼリ採石場跡庭園
フィトラボ

エアポート・ガーデン/アスファルト・ジャングル
ワゴン・ランドスケーピング

ストラスブール・トラムウェイ
アルフレッド・ペーター

フェーズ・シフツ・パーク
モスバック・ペイザージスト

エッセイ:
ウルビ/オルビ(都市/世界)
都市と農村の関係の進化に関する、対立し合う4つの物語
セバスティアン・マロ

ドック公園
アジャンス・テル

ブランダン公園
バーズ

フロベール・エコ地区
ジャクリーヌ・オスティ

ジュール・フェリー広場
イン・シチュ

バルセロナ・グロリエス公園
アジャンス・テル

巨人の園
ムタブリス

ウォーターフロント・パーク
フローレンス・メルシエ

マルタン・ルター・キング公園
ジャクリーヌ・オスティ

ヴィラM
コロコ

フレシネー・ホール
ディシ・ラ

ランド・アート
ジャック・シモン
エッセイ:テレサ・ガリ=イザルド

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