ペリ・クラーク・アンド・パートナーズ（PC&P）は建築事務所として1977年に設立され、ニューヘイブンとニューヨークを拠点とし国際的に設計を行う。

ニューヨーク近代美術館からニューヨーク世界金融センターまで、シーザー・ペリの仕事は多くの局面でこの事務所を牽引してきた。そしてそのレガシーは、本号で紹介した作品に明らかであるように、現在のPC&Pに引き継がれ、インスピレーションを与え続けている。

本号は「パートナーシップ」「アーバニティ」「エンベロープ」「パブリック・レルム」4つのテーマで構成され、PC&Pが設立当初から今日まで、いかに地域や都市と有意義なつながりをもち、それぞれの目的や場所にたいする感受性を表現し、持続可能な協働を育んできたかを紹介する。
このモノグラフは、シーザー・ペリの仕事に捧げられたものであるとともに、世界中の建築家・デザイナー・技術専門家からなる多様なチームによって導かれる、事務所の未来へのヴィジョンという新しい章をも象徴する。（編）

a+u / 216ページ / ソフトカバー / 292 x 218 mm / 9784900212909 / 2023年